短編
ぐるぐる
誰もいない暗い部屋。
何も見えないのだ。
私には何も見えないのだ。
そこに何かがあるかもしれない。
あるいは本当にないのかもしれない。
私の中には存在しているのだけれど。
さて、それを見つけられるかどうかが問題なわけだ。
汚いのでしょうか。
触れないものでしょうか。
気持ち悪いものでしょうか。
吐き気のするものでしょうか。
臭いのでしょうか。
笑ってしまうようなものでしょうか。
それさえも私にはわからないのです。
2011'03'22
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